※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。記事内容は公平さを心がけています。
こんにちは!
2018年8月~妊活中、
2019年7月~不妊治療を開始した、
現在32歳のさおりです。
このブログでは、
妊娠を望む女性・ご夫婦の役に立てばと、
不妊治療の経過や受けた検査などについて、
紹介しています。
さて…
現在私は、排卵期のため、
昨日、病院でフーナーテスト(ヒューナーテスト)を受けてきました。
この記事では、
検査の目的や当日の流れ、
フーナーテストの結果が
「不良」になった原因について推察…
今後の検査について考えたことや
かかった費用について紹介したいと思います。
もくじ
フーナー(ヒューナー)テストとは
フーナーテストは、
性交後経管粘液検査ともいわれ、
膣内に放出された精子が
運動性を保った状態でいるかを確認する検査です。
ざっくりと言えば、
精子が自分の子宮の中で
生きているかどうかってことですね。
前日、または検査当日の朝に性交して、
一定時間たった後に
子宮内の経管粘液(おりもの)を採取、
顕微鏡で精子の数や運動性をみる検査です。
※性交後、何時間経過してからというのは、
病院によって異なるようですが、
私の病院では8~16時間後という案内でした。
検査が可能な時期
排卵期(排卵直前)のみ。
普段、子宮内は、
細菌が入ってこないように、
経管粘液で満たされていますが…
排卵近くなるとその粘液(おりもの)が、
精子が侵入できるように、
水っぽいサラサラした液に変化して、
量も増えてきます。
その状態の時に、
精子がどれ位生きているかを
確認するのが検査の目的。
排卵が終わると、
すぐに粘液の状態は元に戻って、
量も減ってしまうので、
なかなか正確に検査できる期間が少なく…
しかも、予約時間から逆算して、
検査に適当な時間に
性交しておく必要があるので、
なんていうか、色々とムズカシイ検査ですね。
検査当日の流れ
病院によって少し違いがあるかもしれませんが…
この記事では、
今現在、私が通っている病院で受けた
フーナーテストの流れについて紹介します。
1.内診台で、経管粘液を採取
内診室で、性交時間を報告後、
内診台に上がり、経管粘液を採取。
それ自体は、
ほぼ痛くなかったです。
超音波とかよりは、
少し違和感あるかな程度でした。
2.超音波で子宮内膜の厚さと卵胞の大きさを測定
経管粘液を採取したら、
いつもの内診と同じように、
超音波で内膜の厚さと卵胞チェック。
排卵直前かそうでないかは、
検査の結果が正確かどうか判断する指標になる為
確認するのだと思います。
(あとはタイミング指導のため)
ちなみに私の病院では、
受付後すぐに排卵検査薬もしました。
3.検査技師さんから精子の数・運動性の結果報告
内診検査後、
そんなに待たずに検査技師さんから呼ばれ、
精液検査の時のように、
顕微鏡で見た精子の状態を、
TVモニターに映して見せてくれました。
ただ、以前違う病院で
この検査を受けた時は、
特に精子の状態は見せてくれず、
先生から判定結果を伝えられただけだったので…
これも病院によるかなと思います。
検査技師さんからは、
400倍1視野あたりの動いている精子数、
動いていない精子数、
死滅膨化精子の有無について、
結果報告がありました。
4.先生からの結果報告
検査結果をみて、
先生が「優・良・可・不可」いずれかで判定。
(実際の私たちの検査結果については、次の項で書きます)
また、この検査は、
周期によって結果が大きく変わる為、
平均2~3回検査してから、
最終的な結果判断になるらしく…
1視野あたりの運動精子数が
1回でも10個以上という結果であれば、
正常と考えていいそう。
逆に、数回実施して、
1視野あたりの運動精子数が
全て4個以下だった場合は、
ステップアップを検討するのが良いようです。
検査結果は「不可(不良)」
今回、私たちのフーナーテストの結果は「不可」でした。
(1視野当たりの動いている精子1~4以下、動いていない精子1~4以下)
実施した時期が早すぎたことが、
この結果の1番の原因だとは思いますが…
改めて経管粘液(おりもの)の大事さを再認識。
精液検査の結果は問題なかったので、
精子が子宮の中で生きるためには、
いかにオリモノの質が大切かわかりました。
(質と言うか、相性もあるのかもしれませんが)
※以前受けた精液検査の詳細については、
「【不妊治療ブログ③】精液検査を受けてみた!実際の検査結果や基準値・費用は」に書いています。
精液検査で結果が良くても、
子宮の中で生きれなければ、
妊娠は成立しないんですよね。
いやあ、妊活始める前は、
精子はどんな状態でも、
生きていられるんだって勝手に思ってました。
子宮の中で1週間生きる精子もいるなんて、
聞いたことあるし…。
でも、そんなことはなかった。
排卵前にオリモノの様子が変わって、
精子を迎え入れる準備が整って、
卵が十分に育って、精子が元気で…と、
全ての要素がそろって初めて
妊娠するためのスタートラインに立てるんですね。
本当に子どもを授かるって
奇跡みたいな確率だと改めて実感しました。
不可(不良)の原因を推察
私なりに今回「不可」だった理由について、
3つの可能性を推察してみました。
※精液検査はクリアしている為、
精子自体に問題がある可能性は消しています。
1.検査時期
先ほども書いた通り、
やっぱり1番の原因は、
おそらく実施した時期が早すぎたこと。
私は、前の周期では13日目ですでに、
卵胞=18.2mm 内膜の厚さ=10.1mm
排卵直前という状態だった為…
今回、生理13日目に
フーナーテストを実施したのですが、
今周期は、実際に測ってみるとまだ、
卵胞=13.7mm 内膜の厚さ=6.9mmしかありませんでした。
(この位だと排卵まで、まだ3~4日はかかるようです)
周期によって排卵時期が大きくズレるっていうのは、
それだけでもタイミング合わせるの難しくなるし、
それ自体、不妊の原因とも思えますね。
また、おりものの様子も、
いつもならもう増えている時期なのにまだ全然。
そんなことから先生には、
「今回は早すぎたから不可だっただけ」
「排卵直前ならもっとたくさんいるはず」と言われました。
さおり
2.抗精子抗体
抗精子抗体は、
精子の動きを妨げてしまう抗体のこと。
精子は女性の子宮にとって異物なので、
抗体ができてしまうことが稀にあるそうです。
そして、この抗精子抗体を持っていると、
精子の動きを止めてしまうため、
必然的にフーナーテストの結果が悪くなるらしく。
この抗体を持っているかの検査は、
私の通っている病院では、自費で5000円。
結構高額で、
なおかつこの抗体ができる確率は、
3~4%とかなり低いため…
ある程度検査が進んで
それでも原因が見つからなければ、
受けるのを検討してみては?と
初診時に提案されていました。
今のところ、
全ての検査で異常なし。
今回、時期が良くなかったと言えど、
フーナーテストの結果は良くなかった訳なので…
さおり
3.経管粘液不全
経管粘液(オリモノ)の量が少ない
排卵直前でもサラサラの卵の白身状にならないなど、
経管粘液の分泌が不十分な状態を
経管粘液不全と言うようです。
先ほども書きましたが、
経管粘液の状態って、
精子が生きるのにすごく大事な要素。
排卵直前の正常な経管粘液の状態は、
10cm以上の伸び(牽引性)があって、
0.3~0.4mlの量だそうですが…
今回、私は排卵直前ではなかったこともあり、
牽引性5cm、経管粘液量0.1mlでした。
次周期は、
もっと排卵直前に合わせて、
フーナーテストを受けるつもりですが…
さおり
フーナーテスト(ヒューナーテスト)の費用は
フーナーテストの費用ですが…
こちらは、保険適用の検査で、
私の病院では再診料なども合わせて2,310円でした。
不妊の検査は、
自費のものが多いので、
保険適用だと助かりますね。
検査時期によって、
正確な結果が出ないのが、
何となく微妙ですが…
自分の身体の中で、
精子がちゃんと生きてくれているか分かれば
精神的にも安心できる気がするので、
そういった観点からも、
意味のある検査なのではないかと思います!
まとめ
- フーナーテストは、膣内に放出された精子が運動性を保った状態でいるかを確認する検査です。
- 周期や実施時期によって結果が大きく変わるので、数回実施して1視野あたりの運動精子数が1回でも10個以上という結果であれば正常と判断される。
- フーナーテストが「不良」判定になる原因は、「検査時期が早すぎ」「抗精子抗体を持っている」「経管粘液不全」「精子自体の量や運動率に問題がある」のどれかの可能性がある。
- 検査費用は、保険適用で再診料含め2000円程度。
スポンサーリンク