炭酸水メーカーの選び方!人気の4社の違いを調べてみた

【出産する産院・産婦人科の選び方】失敗しない為の5つのポイント

こんにちは!

現在、妊娠25週のさおりです。

妊娠が発覚すると、
すぐにでも決める必要があるのが、
お産する場所(産院・産婦人科)。

スポンサーリンク

出産は母体と胎児、
2人の命がかかった、
人生の一大イベントなので、
どこで産むかというのは
とても大事なことですよね。

この記事では、
元医療事務員として、
7年間総合病院で働いていた経験を活かして、
私自身が産院を決める時に、
特に考慮した5つのポイントについて、
詳しく紹介します。

これから、
お産する場所を決める方に、
ぜひ参考にして頂ければと思います。

1.産院・産婦人科の種類

一般的にお産が出来る場所というと、
現代の日本では3種類。
(昔は自宅という選択肢もあったと思いますが、
今はなかなか難しいと思うのでなしとします)

  • 総合病院
  • 産科・産婦人科専門の個人病院
  • 助産院

上記、3つの産院では、
かなり特徴が異なる為、
それぞれのメリット・デメリットを理解して、
ご自身に合う医療施設を選ぶのがポイント。

以下で順番に、特徴を解説していきます。

総合病院

診療科が複数あり、
ベッド数100床以上の病院のことを、
一般的に総合病院と言います。

産科以外にも、
診療科が入っているので、
産科以外の分野でトラブルがあった場合、
早く対応してもらえるのが、
1番のメリットではないかと思います。

また、総合病院の中でも、
周産期センター
(出産前後の時期の高度な医療に対応可能な施設)や
NICU(新生児集中治療室)が
併設しているような大病院では…

ハイリスク妊娠の方でも
受け入れてもらいやすいという
特徴があります。

※ハイリスク妊娠とは
→例えば、持病を持っていたり、
多胎妊娠、重度の肥満などで、
妊娠・出産中、産後、
母体や胎児に健康上の問題や
死の危険の可能性がある妊娠のこと。

ただ、大きな病院だと、
その分、診療の時間が短く、
待ち時間が長くかかったり、
グループ診療をしている病院であれば、
毎回同じ先生に診てもらえなかったりということが、
デメリットと感じる方もいるかもしれません。

「どうしても女性の先生がいい」
などの希望がある場合、
待ち時間が余計伸びたり、
対応が難しいという状況もあるかも。

そういった場合、
もしハイリスク妊娠でなければ、
最近では、オープンシステム
(セミオープンシステム)を
取り入れている総合病院もあるので、
そちらを利用するという選択肢もあります。

※オープンシステム(セミオープンシステム)
→妊婦健診は提携している近隣の診療所で行い、
出産または出産直前の妊婦健診だけを、
設備の整った総合病院で行うというもの。

メリット

  • 複数科が併設されていて、合併症などがあった時、すぐにその科の医師に対応してもらえる。
  • 周産期センターやNICU併設の大病院では、ハイリスク妊婦の受け入れが可能。
  • 何かあってもすぐに対応してもらえる安心感。

デメリット

  • 大きな病院は忙しく、診療時間が短く待ち時間が長いことも。
  • グループ診療をしている病院では、毎回同じ先生に診てもらえないこともある。

さおり

ハイリスク妊娠でなく、オープンシステム(セミオープンシステム)のある総合病院では、妊婦健診は近隣の診療所で行うことで待ち時間などのストレスを削減、出産・出産直前の妊婦健診のみ設備の整った総合病院で行うという選択肢もあります!

産科・産婦人科専門の個人病院

産科・産婦人科専門の個人病院では、
総合病院に比べ診療科が1つで、
スタッフの数が少ないのが特徴。

それゆえに病院によって色が異なり、
アットホームな雰囲気があるところも
あるかもそれません。

病院によっては、
マタニティヨガや栄養指導などのサークル活動、
産後のエステや離乳食教室など、
たくさんの講座やサービスを用意しているところも。

スタッフの数が少ないので、
いつも同じ先生、
同じ助産師さんと話ができる場合が多く、
心配事なども相談しやすいのがメリットですが…

もしも、医師や助産師とウマが合わなかった場合、
なかなか代えてもらうことが難しく、
ストレスになってしまうこともあるかも。

なので、産科専門の個人病院を選ぶ場合は、
産院の方針などを理解して、
口コミなどをよく読んで決めた方が良いと思います。

また、総合病院と違い、
他の診療科がない為、
産科以外の処置が必要になった場合は、
提携の総合病院へ転院になる可能性も。

メリット

  • スタッフの数が少ないので、毎回同じ先生・同じ助産師さんと話ができる場合が多い。
  • 病院によっては、妊娠中のマタニティヨガや産後のエステなど、いろんな講座やサービスを提供しているところもある。

デメリット

  • 医師や助産師とウマが合わなかったり、産院の方針と自分の考えが合わなかったりするとストレスになる可能性がある。
  • 他の診療科がない為、何か重篤な症状の変化・合併症があった場合、提携の総合病院へ転院になることもある。

助産院

医師がおらず、
助産師さんが院長の産院。

産科専門病院よりも、
さらにアットホームで、
まるで家のような環境のところが多く、
昔のようにできるだけ自然な形でのお産をしたい方向けです。

病院では、分娩台で産むのが普通ですが、
助産院では、布団や畳の上など、
自分の希望する場所で出産が出来ます。

立ち合いについても、
病院では夫のみと
決められているところが多いですが…

助産院では、
家族全員に立ち会ってもらうことも可能。

病院と比べて、
自由なお産の形が選択できることがメリットです。

ただ、医師が一人もいないので、
もし何かあった場合には、
提携病院に搬送し処置する形になる為、
病院と比べて、対応が遅れてしまうデメリットがあり…

その為、助産院では、
ハイリスク妊婦の出産は不可となっています。

メリット

  • アットホームな環境で、畳や布団など自分の希望する場所でお産が出来る。
  • 夫だけでなく、家族全員の立ち合いも可能。

デメリット

  • 医師が一人もいない。
  • 医療処置が出来ない為、何かあった場合対応が遅れてしまう。

スポンサーリンク

2.自宅からの距離・アクセスの良さ

妊婦健診は、
妊娠初期~23週まで→4週に1回
妊娠24週~35週まで→2週に1回
妊娠36週~出産まで→週1回の為…

通院回数は合計14回以上!

それに加え、
陣痛が来た際は指示があり次第、
すぐに病院へ向かう必要や
入院中の家族のお見舞いなど、
産院の立地は病院選びで、
とても重要なポイントです。

また、ここで注意なのは、
自宅からの距離だけでなく
アクセスの良さ。

自宅から比較的近かったとしても、
駐車場料金がとても高かったりすれば、
その分、お金が余計にかかったり…

駅からとても遠かったりすると、
お見舞いに来たご家族を
送迎する必要があったりと、
想定外のお金や手間がかかることも。

通院は車なのか、
電車+徒歩なのか、
ご自身の状況に合う病院を
選ぶことが大事です。

3.出産・入院にかかる費用

出産は、病気ではないので、
正常分娩の場合、
保険適用がなく自費になります。

また、帝王切開など、
正常分娩以外の分娩の場合は
保険が適用され、3割負担になりますが、
手術行為の為、そこまで安くはならず…

どちらの場合も、
出産・入院にかかる費用は、
おのずと高額になります。

ただ、日本に住民票を持ち、
妊娠4か月以上で出産をする、
健康保険加入者(または被扶養者)には、
赤ちゃん1人の出産につき、
42万円が支給されるため…

例えば、出産・入院費用が
約60万円の病院では、
約18万円が自己負担になるというわけです。

病院によって費用は異なる為、
正常分娩の場合と、
帝王切開になった場合、
両方の出産・入院費用を前もって確認し…

ご自身の家計の予算に合う病院を選ぶのがおすすめ。

また、もしも出産予定日が、
ゴールデンウィークや年末年始の場合、
休日やその夜間に生まれた時
どれ位の金額が加算されるか…

個室がいいなどの希望がある場合は、
1日いくらかかるかなども
確認しておくと安心ではないかと思います。

スポンサーリンク

4.妊婦健診の内容・追加費用

妊婦健診の内容や費用は、
産院によって違います。

妊婦健診で1番の楽しみ・胎児のエコーも、
毎回やってくれるところもあれば、
全妊娠期間通して3回など厳密に決まっていて、
毎回実施しない病院もあり…

一般的に、
大病院、外来が混みあう総合病院は、
時間削減の為、エコーを毎回しなかったりします。

反対に、個人病院やクリニックでは、
4Dエコーの設備があるところや
毎回の妊婦健診でエコーを実施し、
USBに記録してくれるなんていうところも。

また、妊婦健診には、
通常、助成券を使用しますが…

助成券の金額で収まり、
追加費用が必要ない病院もあれば
毎回、追加費用が掛かる病院もあり、
必要な費用は、産院ごとに異なります。

ご自身が妊婦健診に求めるものは何なのか?

  • 毎回エコーを実施してもらいたい
  • なるべく追加費用をなくしたい
  • 待ち時間が少ない病院がいい

これだけは譲れない!
という希望を明確にしておくと、
ご自身に合う産院を探しやすいのではないでしょうか?

※ちなみに私自身は、
毎回4DエコーをUSBに
収めたいという想いがあった為、
妊婦健診で4Dが出来るところを検索。

事前に、追加費用はいくら位かかるか
産院に直接問い合わせをして、
納得のいく料金だったため、
その病院に決定しました。

不明な点は事前にクリアにしておくと、
通い始めた時に、
「なんで毎回エコーしてくれないの?」
「なんで毎回こんなに追加料金請求されるの?」などの
不満が出ずに済むかなと思います。

5.産院の特徴や実施講座・サービス

最後に、お産する場所は、
病院の種類や距離・金額以外にも、
特徴がそれぞれあります。

例えば…

  • 夫や実母の出産立ち合いは可能か?
  • 出産後は母子同室なのか別室なのか?
  • 母乳育児推進の病院か?そうでもないか?
  • 入院中の食事はどんな感じか?
  • 妊娠中や産後にどんな実施講座やサービスがあるか?

病院の特色で選ぶ方法もあります。

どんなに費用がかかっても、
産後にはご褒美として豪華なお祝い膳や
エステなどのサービスが受けたい!と思う方もいれば…

妊娠・出産にはできるだけ費用を抑えて、
最低限のサービスだけ受けられれば良いと思う方もいたり。

妊娠中や産後に求める環境は、
人それぞれです。

ご自身にとって、
妊娠・出産でどうしても譲れない点は何なのか?
そのポイントを絞ってから、
近隣の病院を比較していくことが、
産院選びではとても大事なことなのではないかと
私は思います。

スポンサーリンク

まとめ

出産する産院・産婦人科を選ぶ際、
失敗しないために、
特に考慮するべきポイントは以下の5つ。

  • 総合病院・産科専門の個人病院・助産院の3つの特徴を理解し、希望に合った産院・産婦人科の種類を選択する。
  • 自宅から通える距離にあるか、希望の通院方法(電車・車・徒歩など)で通えるかを確認する。
  • 出産・入院にかかる費用が予算以内のところを選ぶ。
  • 妊婦健診の内容は自身の希望に合っているか?追加費用はどれ位かかるかを確認する。
  • 産院の特徴や実施講座・サービスに賛同できる産院を選ぶ。