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【私の出産体験談】絨毛膜羊膜炎で破水!陣痛3分間隔でスタートした初産

こんにちは。さおりです。

2020年4月、
初めての出産を経験、
現在、4か月の男の子を育てています。

この記事では、
妊娠39週で絨毛膜羊膜炎のため破水、
出産に至った私の出産体験談を紹介します。

 

この記事は以下のような方におすすめです

  • これから出産を予定している妊婦さん・旦那さん
  • 絨毛膜羊膜炎での出産の体験談を読みたい方

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39週0日まで順調だった妊娠生活

異変を感じる39週0日まで、
本当に順調だった私の妊娠生活。

さおり

妊娠経過については、
1か月ごとに以下↓で紹介しています。

体重も妊娠前から8キロ増加と、
推奨体重増加量の範囲内で、
妊娠高血圧症や妊娠糖尿病など一切なし。
(体重推移の詳細や増やさないために気を付けたことなどは、
【体験談】妊婦の体重増加はいつから?臨月までの推移・体重を増やさないコツ」で紹介しています。)

その他、各種検査でも全く引っかからず、
(36週で受けたオリモノの検査でも菌なし
順調に臨月を迎え、
陣痛待ちをしていたある日。

39週0日の午後から、
体調の変化が起こり始めました。

その日は最後の妊婦健診日で、
いわゆる内診ぐりぐり(卵膜剥離)をされて、帰宅。

その後、生理1日目位の出血があり、
様子を見ているとだんだんと
量が少なくなって行ったため、
ああ、内診出血だなと思っていたのですが…

その日の夜19時40分、
トイレで血の塊が出て、
その後も何度も何度も出てきて不安に。

頻繁にお腹も張っていて、
不規則な痛み、
背中や腰、身体全体がすごくだるく、
不審に思いながら眠りについたのを覚えています。

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39週1日で破水→即入院へ

翌朝(39週1日)、
早朝から気持ちが悪く、
強い吐き気があり…

胃がむかむかしてトイレに行くと、
ナプキンにべっとりゼリー状の赤いオリモノと血の塊。

まだ6時前だったのでベッドに戻ると、
子宮がキューっと硬くなって痛くなる感じがあり、
思わず陣痛始まったかも?と思う位でした。

その痛みは定期的に続き、
お腹を下している感じの痛みもあり(実際に下痢もあり)
腰痛が酷くてお尻と腰が熱を持って
風邪をひいたみたいに重い痛み。

明らかな異変を感じていましたが、
胎動はちゃんとあった為、
病院が開くのを待って電話。

陣痛ではなさそうだけど、
出血があるので念のため、
すぐに受診するようにとのこと。

病院では、NSTと内診を行い、
子宮口は指一本ほどの開き、
モニターで見る限りでは、
7分おき位にお腹張っているけど不定期で。

赤ちゃんは幸い元気そうで、
お腹張って痛くなっても、
しゃべれているうちはまだ本陣痛ではなく、
ココからお産がドンドン進むようには見えないから、
1度帰って様子見てくださいと家に帰されました。

「すごくだるいんです」と訴えても、
血圧は問題ないし、熱も無さそうだし、
きっと出産が不安でそう感じるだけじゃない?と流され、
深呼吸して落ち着けばよくなるよ、との返答。

今思えば、もうこの時点で、
子宮内感染は始まっていたのだと思いますが…

発熱も頻脈もなく、
先生も気づく術がなかったのかもしれません。

家に帰ると、
更に体がだるいのがひどくなり、
節々も痛く、まるでインフルエンザのような症状。

膣と子宮がすごく痛くて、
あまりのだるさに昼ごはんも作れず、食べれず、
1時間ほどベッドで横になっていると…

13時頃、いきなり「ガコン!」と
子宮から音がして、びっくりする程の衝撃。

さおり

まさか…!

破水すると大きな音がすると
何かで読んだことがあったので、
まさかと思ったその時、
ビシャっと水っぽいものが大量に出て…

慌ててトイレに行くと、
赤い血交じりの粘り気のあるおりものがたくさん。

しかも、破水した4分後から、
3分おきの陣痛が始まり…

生理痛をかなり痛くしたような、
すでに涙が出るほどの痛みで、
突然「痛いよー!痛いよー!」と泣き始めた私に、
夫はかなりビックリしていました。

すぐに産院へ電話して、
病院に向かう道中、
破水してからまだ30分位なのに、
もう陣痛は2~3分間隔になっていて…

さおり

どういうこと?!
陣痛って10分おきから始まるんじゃなかったの?!
出てきちゃったらどうしよう?!

…と大パニックでした。

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絨毛膜羊膜炎で39度の発熱

病院へ着いて、外来で内診、
「破水で間違いないでしょう」という診断をもらい、
そのまま入院することになった私。

始まったばかりなのにすでに限界を超える痛みで、
「こんなの1人で乗り超えられないよ…」と
付き添いで一緒に来た夫に泣きべそ。
(その日、2020年4月はちょうど、
コロナウィルスによる緊急事態宣言真っただ中で、
立会出産も陣痛室に入ることも一切禁止でした)

そのまま助産師さんに車いすを押され、
15時前ごろ陣痛室入室。
(破水してからすでに2時間弱が経過)

何とか、用意されたお産用の服に着替え、
お腹にNSTを付け、
ベッドに座ってひたすら陣痛に耐えるも…

さおり

…(体がやっぱりだるくて、寒気がひどい。)

でも、何か悪い予感がして、
体調が悪いことは、
その時点では助産師さんには言えず…

我慢して我慢して、
陣痛室入室から1時間程が経ち、
寒気が消えて完全に熱っぽくなってきたあたりで、
「熱がありそうです」と伝えたところ、
なんと39.4度の高熱!

そこから、助産師さんの動きが慌ただしくなり、
先生も診察に来て、「子宮内感染の疑い」と告げられました。

  • これからすぐに抗生剤の投与を始めなければいけないこと
  • 20時半頃(4時間半後)までに子宮口全開になれば自然分娩
  • もしも子宮口が開かなければ、母子ともに危険な為、21時には帝王切開で赤ちゃんを取り出す必要があること

などの説明を一気に受け…

その間も、頭がおかしくなりそうな陣痛が
1~2分おきにやってきて、もはやパニック状態。

説明を受けた後にすぐ内診してもらうと、
子宮口はまだ3センチしか開いておらず、
どちらに転ぶかは五分五分との判定。

その後は、手術になる可能性がある為、絶飲食

1分間隔の陣痛の合間も、
感染症の仕業か強い痛みがあり、
気が狂いそうになりながら、
手術の同意書記入や検査(採血、ポータブルレントゲン、心電図)、
お産を進めるための陣痛促進剤の説明、同意書記入と、
とにかく休む暇がなく…!

検査が全て終わった18時ごろからは、
早急に子宮口全開にする為に、
もうすでにピークに来ている陣痛を更に促進させるため、
陣痛促進剤の投与が開始。

修行僧のように、
病室の真っ白い壁の一点を見つめて、
ただただかわいい赤ちゃんを自然に産むことをイメージして、
1分間隔の陣痛に耐えた2時間半。

自然分娩になるか、
帝王切開になるか、
判定の時はやってきました。

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子宮口開かず緊急帝王切開に

破水から7時間半が経過した20時半、
内診で確認すると、
子宮口3cmしか開いておらず…

さおり

16時半の時点と変わらないってどういうこと…?!

頑張った甲斐むなしく、帝王切開が決定。

陣痛促進剤を止めて、
と言っても陣痛は止まらないので、
相変わらず1分間隔の激痛に襲われながら術着に着替え、
21時オペ室入室。(破水から8時間後)

今まで、大きな手術なんて一回も経験したことがなく、
部分麻酔も、もちろん初めて。

オペ室に入って、最初は麻酔で、
横向きに何回も針を打って、
30分程?時間もかかって、
その間陣痛きたときは、
針が刺さっていてもだえることも出来ず、
本当に辛かったです。

ただ麻酔が効き始めたときは、
8時間ぶりに陣痛の痛みを感じなくなって、
本当に安心したしホッとしたのを覚えていて…

その後はとにかくスムーズで、
すぐに切って赤ちゃん取り出し。

もう本当、ドラマみたいに、
「これから絨毛膜羊膜炎による帝王切開術を始めます」
と言ってから、光の速さで産声が聞こえてきて…

さすがに、高い声でオギャアって
一泣きしたその声を聞いた時は、
色んな思いが込み上げて、
手術台の上で声を押し殺して泣きました。

その後、小児科の先生が、
赤ちゃんをきれいにしてくれたあとで、
手術中の私の顔のところに赤ちゃんを見せに来てくれて、初対面。

なんて声かければいいか分からなくて。
最初に出たのが、「こんにちは。」
とか言う他人行儀な言葉で。
(最初になんて声をかけるか事前に考えておかなかったことを悔やみました…笑)

そのあと赤ちゃんは、
検査の為にオペ室から何処かに連れていかれたのですが、
まあ~、そのあとが長かったです。

帝王切開は赤ちゃんが出た後の方が
終わるまでに時間かかるし、
体にも負担がかかるんだなあと知りました。

また、私は感染があったので、
子宮内の洗浄をしなくてはいけなくて、
洗っている間と傷を縫っている間が
なんとも言えない気持ち悪さで…

もう吐くものもないのに
とにかく胃液をたくさん吐きました。

また、麻酔がかなり効いていたのか、
途中から腕がすごく震えて顔までしびれて、
しびれで胸がすごく苦しくて痛くて、
オペが終わっても苦しくて…

冗談じゃなく、
本当に窒息して死ぬのかと不安でした。

その苦しさ・しびれは、
オペが終わってからも朝まで続いたのですが、
麻酔が切れるのは早く、
術後1時間半ほどで傷跡が激痛。

その日から、感染症治療と術後の痛みと共に、
初めての育児がスタートしたのでした。

※ちなみに絨毛膜羊膜炎は、
取り出した胎盤の病理検査をすることで、
正式に診断がされます。

私の場合、病理検査をして、
胎盤がしっかりと感染していたという事実から、
絨毛膜羊膜炎で間違いなかったようです。

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出産は本当に何が起こるかわからない

順調な妊婦生活が一転、
いきなり壮絶な展開に発展した、私の初産。

破水する前日まで、
全く何の問題もなかったのに…です。

普通に、15分とか10分間隔の陣痛から始まって、
だんだん子宮口が開いて、
経腟分娩で我が子を産み落とすと思っていた私。

まさか、出産間際で感染症にかかるなんて、
想いも寄りませんでした。

感染症を予防するには、
免疫力を上げておくことが大事などと、
よく耳にしますが…

妊婦はもともと免疫力が低下していて、
私自身、睡眠は十分、ストレスもなく、性交渉などもなし、
感染症にかからないための予防はしっかりとしていましたが、
絨毛膜羊膜炎になってしまいました。

子宮内感染はどの妊婦にも起こりえることで、
なかなか自分の努力で感染を防ぐのは難しく、
進行の程度によっては、胎児に影響が及んだり、
最悪の場合、母子ともに命を落とす可能性もあったことを後から知り…。
(友人に、子宮内感染で母子ともに亡くなった家族の話を聞きました)

私は、それでも運がよかった方だったのだと思います。
(早期に取り出したため、幸い息子は小児科で治療の必要もなく、
健康体で今もすくすくと育ってくれています)

なので、出産は本当に命がけ

この言葉は、全く大袈裟ではなく、
医療が発達した今でも、
はっきりと言えることだと思います。

だからこそ、生命の誕生は尊いし、
そうやって生まれた我が子を宝物のように
大切に育てていくんですね。

私は、絶対に安産だと疑わず、
帝王切開になった場合のスケジュールなんて目も通さず、
ましてや痛みのがしの呼吸法なんかも勉強せず、
本当に後悔でした。

もしもこの記事を読んでくださっている妊婦さんがいたら、
ぜひ、自分には関係ないと思っても、
緊急帝王切開が必要になったら…
というイメトレを1度はしておくと、
心の準備が出来て安心だと思います。
(生命保険にも入っておくと良いです。
私は結構な額もらうことが出来ました。)

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まとめ

  • 絨毛膜羊膜炎は、赤ちゃんを包む膜(絨毛膜・羊膜)が細菌に感染する子宮内感染症。
  • 臨月まで順調でも、いきなり感染症を発症することがある。
  • 子宮内感染は、破水に繋がったり、胎盤まで感染すると胎児に危険が及ぶため、お産の進行状況によっては緊急帝王切開で早急に赤ちゃんを取り出す必要がある。